Z32フェアレディの鍵が折れたまま、鍵穴に残っているらしい。横田基地内にある現場へ出動することになりました。日本語が通じないお客さんなので、日本人の知り合いにも同伴してもらいます。
いつも入場するのは第5ゲートですが、2008年7月現在工事中なので、第12ゲートで待ち合わせます。すでに気温は30℃を越えたでしょう。
お客さん一団の車に誘導されつつ、横田基地内を走行します。基地に入る度、日本は果たして独立国なのか、疑わしくなります。大東亜戦争敗北のくびきは未だに続いている。ここは日本の領土だぞ。
かつて一世を風靡したZ32。運転席ドアの鍵穴に折れた鍵が残っているらしい。
M301の折れ鍵現場は。もう5件目くらいか。この鍵は、本当によく折れる。キー自体が薄く、金属疲労で折れやすくなるんだと思います。平成6年くらいから日産車は、M396タイプの厚いキーを採用しているので、鍵が経年劣化で折れることはないでしょう。
鍵穴を覗いて見る。見事に根元から折れているので、このままシリンダー内筒が回転します。鍵がねじれているわけでもないので、簡単に抜けました。M301はドアならたいてい簡単に抜けます。イグニッションだとやっかいなこともあり、イグシリンダー廻りのパネルを外すことになった同業者の現場に遭遇したことがあります。
折れたキーヘッドはフェアレディZの純正キー。根元のデプスが4、4と続くので、折れやすい配列です。他に鍵が1本もなく、キーナンバー刻印があるので、2本コード作成します。キーナンバーが分かったので、料金は安くします。M301は3年ほど使ったら、もう使わないようにアドバイスしました。
車の前でお客さんの記念写真を撮る。こういうマッチョな車はアメリカ人好みなんでしょう。
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