補助錠取付工事は、夕方以降の時間帯に行いません。周辺住民の迷惑になるからです。今回は、戸建住宅の室内ドアなので、近所に迷惑はかかりません。
室内錠は、ラッチを固定するタイプの表示錠です。室外からマイナスドライバーで開けられます。既存の表示錠をシリンダー付の錠に換えるのは、かなり無理があります。
室内錠の上に面付補助錠を取り付けることになりました。よくお客さんに「簡単な鍵でいいから」「一番安い鍵でいいから」と言われます。しかし、安い鍵というのはなく、普通の値段か、高い値段の錠があるだけです。また、室内ドアだから工賃が安いという先入観もおかしいです。玄関ドアと手間はそれほど変わりません。
ホルソーΦ18でシリンダー穴を開けます。木ドアの厚みは36あり、GOAL MSでは対応できません。MIWA
NDSを取り付けることにします。
NDSのケース本体を取り付けました。デッドの高さをあげるため、ライナー1枚かませたいところです。しかし対応扉厚ぎりぎりなので、ライナーを付けるとシリンダー穴が奥まって、鍵での操作が不便になります。
はめこむタイプのシリンダーカラーを取り付けました。戸先ぎりぎりに鍵穴があります。
錠の取り付けは至極簡単なのですが、問題なのは内開きドアであることです。デッドは枠まで届かないので、箱受けストライクを取り付けます。でも扉を開けると、箱受けストライクに当たってしまいます。
箱受けストライクを高さにして5mmも削らないと、この問題を解消できません。ステンレスなので、ベルトサンダーで削っていくのも、かなり大変です。この作業だけで1時間かかりました。
加工したストライクを枠に取り付け、内開きドアと干渉しないことを確認します。内開き用ストライクは持っておくべきだった。
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