新車で購入して、まだ1年ほどのhonda todayです。団地の駐輪場に停めてあります。
シャッターの隙間には瞬間接着剤と思われる透明のゼリーが少し見えます。
純正のマグネットをあてがっても、シャッターは廻りません。原付スクーターは、鍵穴を壊して盗難する被害が多いと聞きます。高年式のスクーターは鍵穴を覆うシャッターが標準装備されています。シャッターに接着剤をかけられたという被害は初めてみました。接着剤はがしを塗っても、解決しません。大量に接着剤を流し込んだんでしょう。かなり悪質ないたずらです。
小さい穴を2発開けました。穴に工具を引っ掛けてスライドさせようとしましたが、うまくいきません。仕方ないので、10mmドリルで見える範囲のシャッターをすべて破壊して、キーを差し込めるようにします。
シャッターを破壊してキーを差し込んでもシリンダーが廻りません。鍵穴をスコープで覗くと、大量の金属粉がタンブラーの動きを阻害していました。エアーダスターで吹き飛ばし、クリーナを何度も吹きかけます。
クリーナーをかけ、カギを挿す、回す。この動作を繰り返し、バリが洗い流されるまで数分かかりました。バイクのエンジンはかけられましたが、今後は同一犯に鍵穴を破壊されるかも知れません。鍵屋という商売柄、日本の治安が悪くなっている感じる現場に時々でくわします。
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