確かに運転席だけ、鍵が廻らない。純正キーでなく合鍵なので、精度が悪いのかと思いました。でも、助手席とハッチ、イグニションはスムーズに廻るし、先週まで運転席の鍵穴も廻っていたというから、摩訶不思議。外観上、車上あらしで鍵穴が破損したようには見えません。鍵穴を覗くとタンブラーが6枚しか見えない。M374なら通常ドアに7枚あるはず・・・ピックしても10度ほど内筒が傾くのみです。
鍵が廻らない原因が不明なので、運転席シリンダーを取り外すことにします。まずは室内レバーハンドルのパーツを外します。ロッドが2本結合されています。
軽自動車だし、年式も少し古いので、内張りはがしは楽にできます。ここまでは、ディーラーでも整備工場でもやってもらえます。でも別の鍵となって新品シリンダーに交換されるだけです。
鍵を挿しても、シアラインから1枚だけ飛び出るタンブラーがあります。一番手前のタンブラーです。内筒を抜くにはフェイスキャップを剥がさないといけません。フェイスキャップはかしめているので、専用工具を使って、破損しないようにフェイスキャップをめくる必要があります。高年式車で、このタイプのシリンダーを見かけることはめっきり減りました。専用工具の出番は少ない。
タンブラーを抜いてみて原因が判明しました。キーと接触する部分が欠けていました。なぜ破損したのかは、わかりません。いたずらの類なのかな。新品のタンブラーに入れ替えるとシアラインがきっちり揃います。
めくって剥がしたフェイスキャップを再度かしめます。終わった頃に雨が降り始めたので、ラッキーでした。
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