
アメリカ製ワイザーの錠です。サムラッチハンドルを親指で押しても、ラッチが少ししか引っ込みません。確かにこれを放っておくと、そのうちドアを開けられなくなるでしょう。

最近は戸建の輸入住宅をよくみかけるようになりました。フロント刻印はWEISERとあります。WEISERなんて、仕入れルートも知らないので、はてどうしたものか。

ラッチ角芯周囲の白いプラスチックが割れています。築8年で寿命を終えました。工業製品は、やはり日本製の方が耐久性があると思います。ワイザーの錠を取り扱っている輸入建材屋さんに問い合わせると、チューブララッチのみの取り寄せは出来ないとの回答。思ったとおりです。サムラッチハンドルやチューブラ本締錠とのセットで定価約\50,000です。お客さんの要望する”とにかく安く”には応えられそうにありません。

nagasawaのチューブララッチ錠を取り寄せ、再度現場に来ました。ハンドルの2本脚ピッチがワイザー35、長沢40と違います。チューブラケース先端を削り、戸先側の穴も丁番側へ広げます。鍵屋として、あまり勧められる行為ではないかも知れません。

室外取っ手の裏面です。上下の脚は室内レバーハンドルを挟み込むため、左右の脚はラッチケースの穴に通すためだと分かります。

戸先側の脚をラッチケースに通すと、ラッチがスライドできなくなります。脚を取っ払い、若干短いM4ビスをねじ込みます。ビス頭にキックバネの先端が引っかかります。ビス頭を削って、ラッチケースに干渉しないようにしました。国産のサムラッチとは仕組みがどうも違う。

室内側レバーを取り付けて、ビスを締めるとラッチの動きが悪い。引っ込んだまま、戻ってきません。角芯のサイズが0.5mm違うので、よじれが発生しているのか?試行錯誤の末、原因はキックバネがラッチ本体と擦れることだとわかりました。WEISERのラッチは角芯穴周囲がへこんでいる理由がわかりました。nagasawaのラッチ角芯穴周囲の厚みを若干削ることで、正常な動きとなりました。今回は、お客さんの料金負担を1/5とするため、あちこち改造しました。鍵屋さんでも賛否両論ありそうな作業です。
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