
折れた根元側の鍵をマネージャーさんから受け取る。この折れ方はすごい。MIWAディスクの折れ鍵は何度も見てきたけど、断面を見たところ、強引に力づくで回した感じです。

ホテルなので自動施錠。錠はMIWA MM。鍵穴を覗くと、先端側の折れた鍵が、ばっちり残っているのが良く見えます。経験上、ピンシリンダーは抜きやすいが、ディスクシリンダーはたいてい抜けない。タンブラーと鍵の刻み部分が、噛みあっているから、折れ鍵を移動させるのは至難です。長期戦になる予感がしてきました。

ためしにピックしてみるけど、内筒は回転しない。折れ鍵が正しい位置になく、シアラインが揃っていないと判明しました。

折れた根元の鍵を何とか差し込むけど、やはり内筒は回転しない。内開きドアなのが、悩みの種です。外開きドアなら、あまり苦労せず開けられたはず。鍵穴に残った鍵を抜くべく、引き抜きピックを使ったり、自作の引き抜きラジペンを使うが、折れ鍵は動かない、タンブラーとがっつり噛みあっている。

いろいろ方法を試したけど、ドアを開けられない。「
破錠したい・・破錠ならすぐ終わるのに・・・・」強烈な衝動にかられる。でも、音を立てて破錠し、金属粉を撒き散らすなど、どうも許される環境ではない。。それにMMディスクシリンダー在庫はない。仲間内に聞いても、廃盤かつレアなMMディスクなんてやはり誰も持っていない。マスターキーが存在するので、当然このシリンダーだけキーの種類を変えるわけにいかず、精神的に追い込まれる。

緊急仕事を1件逃した。もう1件逃したら赤字だ、などと考えるあたりがまだ未熟者か。いずれにしろ、時間の読めない作業をしている間は、売上ロスがいつも気にかかる。精神的にテンパリながらも、ある方法を使ったら、ドアが開いてしまった。安堵感のためか、息を大きく漏らしてしまった。時間が気にならない状況なら、結構楽しめたと思います。

シリンダーを取り外し、内筒に残った折れ鍵を抜き取る。鍵を45度回したまま、ドアを室内へ押して開ける、という操作なので、必然的に鍵への負担が大きい。金属疲労で折れやすくなるのは、当然です。
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