WESTのアクト面付錠です。このアパートのようにナショナルの集合住宅にアクト錠はよく付いています。WESTのアクトだから、WCY-65だろう、と鍵屋なら思うはず。しかし、このタイプはSCYを使うのです。
まずはレバーハンドル根元のビスを緩めて、レバーハンドルを取り外します。
室外レバーハンドルの根元には、タップを切った短いパイプがあります。パイプは錠ケースの長いパイプにねじ込まれています。そして、長座を挟み込んでいます。このパイプを左廻しにしないと、錠ケースを取り外せません。開業当初、この現場に来たときは、このことがわからず作業に1時間もかかりました・・・
錠ケース四隅のビスを緩めます。WCYシリンダーのタイプなら、サムターンは丸い形状ですが、これはPMK同様に楕円形です。
蓋を外すときは、ゆっくり行います。ケース内部に衝撃を与えると、スプリングなどの部品が勢い良く飛び出します。メンテナンス性を考えると、シリンダー交換のために、ケースの蓋を外す必要があるというのは、本来よろしくないと思います。
ケース内部の部品がバラバラになっても、今のカギスターならすぐ組み立てられる。でも昔は長時間はまりました。新しいシリンダーを裏側からビス2本で固定します。SHOWAの7680KJ
40mmドア用のシリンダーです。
アクト錠のストライクは電気的なスイッチになっている。帰宅時にデッドボルトを引っ込めると、玄関灯が付くようになっています。
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