相当古いインテグラル錠です。ノブを右廻しすれば、正常にラッチは引っ込む。でも左廻しすると、空回りします。ノブ自体がぐらついています。ビスをきちんと締め付ければ正しく機能するかも知れない。
ノブの回転に応じて、ラッチが引っ込むときにはデッドが勝手に突出してくる。ノブを再度回すと、デッドが引っ込みます。インテグラル錠ケースの末期的症状です。メーカー不明で、サッシメーカーの品番らしき刻印があります。
ケースの角芯穴とスピンドルを収める半月穴が、前後にぐらぐら揺れています。もうこの錠は寿命を迎えています。ユーザーにとって一番怖いトラブルは、帰宅時に玄関ドアを開けられなくなることです。とっとと錠セットで交換したほうがいいです。
バックセットの100のインテグラル在庫は、SHOWA DAC-100がありました。ケース高さが低いので、スペースが狭いときでも加工なく取替えできるのが気に入っています。
取付脚ピッチを44にしてペンチでがっちり締めて固定します。
ドアに煙返しはないので、段付Lフロントを取り付けます。ドアが右勝手なので助かりました。左勝手のドアに室外玉座をそのまま取り付けると、鍵穴が上下逆になります。この場合、玉座を分解して、内筒とスピンドルを上下逆に向きを変えてやる作業が発生します。
引付板を室内側に取り付けます。ビス2本を強く締めすぎると、ラッチの動きが固くなり、スムーズな動きになりません。適度にビス締めします。
室内、室外玉座を取り付けます。SHOWA玉座は2005年くらいから、ピンがすべてマッシュルームです。ピックはほぼ不可能です。ピックガンの達人なら一発で決められます。
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